生と死を生きる猫

一週間前、子猫を飼うことになりました。可愛くてオレンジ色の毛でとても小さな子猫です。名前は「スニーカー」と言います。スニーカーは、生まれてまだ3ヶ月しかたっていないので、とても可愛らしいです。遊び盛りだから、いつもうるさいけど、可愛いから、許せます。

昨夜、僕はスニーカーを腕に抱え、寝息を聞いていました。眺めているうちに、このような小さな子猫は脆い生き物だとつくづく思いました。下手するとすぐに死んでしまうのではないかと思いました。こうやって、見ていた数分後、友達が僕の寝室に入ってきた時に、彼の後ろにも、スニーカーがいました。ありえないと思いながら、どう見てもスニーカーと全く同じに見えました。

「何を抱えているの」と友だちに聞かれました。

「スニーカーを抱えているよ。後ろの猫はなんという名前?」

「スニーカーだよ。お前、頭がおかしくなったのじゃないの。」

「いや。だってこれはスニーカーだぞ。」と僕は返事しました。

「何も抱えていないぞ。」

その時、そう聞いて気付きました。僕が抱えていたのは、現世にいる子猫ではなく、もう亡くなった子猫の幽霊でした。僕は、声を失って何も言うことができませんでした。そのまま子猫の幽霊を抱え、立ちすくんでいました。

舞雷巣

こんにちは!米国に住んでいるブライスです。アメリカ人とオランダ人のハーフですが、あえて日本語を勉強したいと思って、勉強しています。目標はペラペラに話せるようになる事です! ほぼ毎日、勉強しています。勉強するきっかけは暇つぶしでしたが、あっという間に大好きになってしまいました。 どのように勉強しているかということについて、ちょっと書きたいと思います。 ドラマを観たり、小説を読んだり、スカイプで会話をしたりすることを通して、色々な日本語に触れています。どれが一番好きかと言えば、会話です。会話をすると、アウトプットとインプットすなわち、語学している言語での対応が必要となりますから、練習のために非常に有益だと感じています。それでも、短所もあります。学習方法の比重が会話に傾くと、砕けた表現だけが頭に染みこんでしまうことに気付いたのです。そこで、各勉強方法に割く時間をなるべく等しくすることにしました。 スカイプで会話をすることが出来るおかげで、日本語を早く吸収できるようになっていると感じています。 小説を読むことで、新しい表現をいっぱい習得でき、作家にとても感謝しています。一番好きな日本の小説家は村上春樹です。彼の書く文章はとても素敵で綺麗だと思います。「足止めを食らう」という表現が私には強く響きます。 ドラマを観て、自分の慣れている生活と違う文化、習慣、人間関係などが、少しずつ解ってきています。 これから、もっともっと日本語に触れ、色々な面白いものを使い、楽しく勉強し続けます。 よろしくお願いいたします。

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1件の返信

  1. 白石孝 より:

    空想世界を見事に搔き描いた作品だと思います。ここまで細かく描写できるのはブライスさんのもって生まれた才能以外何ものでもありません。次回の作品をぜひ拝読したいものです。頑張ってくださいね。